脱退のメンバーが相次ぎ、一時はグループも存続の危機に面したNEWS。
結成時は9人で活動していたことを忘れるくらいに、今でこそ4人での活動に違和感を覚えることなく活躍しているメンバーで、今やアイドルだけではなく、作家としての才能も開花させたのが加藤シゲアキくん。
加藤シゲアキ|プロフィール
生年月日:1987年7月11日(32歳)
血液型:A型
身長:175cm
出身地:大阪府
出身校:青山学院大学法学部
メンバーカラー:緑
愛称:シゲ
1999年4月、当時小学6年生の頃にジャニーズ事務所に入所。
幼い頃から好奇心旺盛だったそうで、「将来の夢は?」という質問に対して「やりたいことが沢山あって、今は決められない」と返答するほどだったとか。
そして、あらゆるジャンルで活躍出来る芸能界にいつしか惹かれていき、その中でもアイドルとしてだけでなく、バラエティでも活躍をするSMAPに魅力を感じ、「SMAPになりたい!」という気持ちが芽生えました。
そんな中、ジャニーズ好きの友人へ母親が相談を持ちかけ、当時小学4年生の時に履歴書を送付したのが入所のきっかけ。
しかし、事務所から連絡が来たのは小学6年生になってからと、随分期間が開いてからの様です。
念願のジャニーズJr.としての活動がそれからスタートし、仕事にも恵まれていたものの、ほどなくして中学受験のために活動を休止せざるを得ない状況に。
タイミングが悪く、周りからも「生意気だ」と見られることも…。
けれど青山学院中等部への合格を見事に果たし、活動再開!
そして、2003年の「NEWSデビュー」へとストーリーがつながっていきます。
加藤シゲアキ|デビュー当時の心境
ジャニーズ事務所に入所後は「最大の目標」と掲げていた、デビュー。
NEWSのメンバーとして念願のデビューが決まったものの、その地点を「ゴール」であると勘違いしてしまったと振り返っていました。
やがて、デビューは「ゴール」ではなく「スタート」であることに気づかされていきます。
順風満帆なJr.時代を過ごしてましたが、周りのメンバーのプロ意識の高さに、自己の甘さを痛感する瞬間も多くあったのだどか。
様々な経験ができる芸能界に楽しさや喜びを見出せていた一方で、自身のグループを取り巻く環境の変化、人数の変化などを経ていくなかで、悩んだり苦しんだりすることも多かったそうです。
様々な出来事や思いが交錯する中で、「自分の居場所」を考え、「自分の魅力」などを見つめなおしたことが、やがて「小説」というものにたどり着くきっかけにもなっていきました。
加藤シゲアキ|小説家デビュー
ある時事務所の人に問われた「自身の魅力とは、なにか?」この一言の返答には言葉が詰まってしまったのです。
それがきっかけで仕事に対する見方・考え方が変わり、自分のことを見つめ直す中で行きついた答えが、「小説を書きたい」という思いでした。
それを事務所の人へ伝えたところ、締め切りを提示されたそうです。
2011年の2月ごろから死に物狂いで執筆を始め、1か月半~2カ月で初稿を書き上げたというエピソードが。
NEWSとしての仕事をこなしながら、決して余裕のある状況ではない中で、『ピンクとグレー』という長編の小説が生み出されました。そしてそのまま出版が決定。
「小説を書きたい」という思いから「出版化」までの流れがこれだけスムーズなのは、加藤シゲアキくんがアイドルだから・知名度があるからだけではなく、努力と才能があったからこそ。
新人賞募集作品のなかでもレベルが高かったそうで、『この本はジャニーズの誰かが描いた芸能界の裏側ではなく、才能ある1人の青年が全力で書いた”リアル”だ』と各界著名人も絶賛。
後に映画化もされ、以降『閃光スクランブル』、『Burn.-バーン-』、『傘をもたない蟻たちは』『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』 とヒット作を生み出し続け、アイドルと作家の両立をこなしています。
誰かに才能を見出してもらったのではなく、自身を見つめなおすなかで才能を開花させたのです。
そして最近では12月21日発売の文芸誌「小説新潮」2020年1月号で加藤シゲアキくんの小説「オルタネート」の連載がスタートします。
今号には27ページにわたる「オルタネート」の連載第1回に加え、加作家生活について語る8ページのインタビューも掲載されるので必見。
なんとこの号には発売前から予約が殺到、ネット書店を中心に売切れ店が続出したため、発売から4日目となる24日、異例の5,000部緊急重版を決定。
1947年9月創刊の「小説新潮」史上において、販売資料が残されている1956年以降、重版の記録はなく、今回は少なくとも過去63年来、初の重版なんだそう!小説誌としては珍しい「快挙」を成し遂げました。
「オルタネート」は、高校生限定のSNS“オルタネート”が存在する世界で、SNSと現実という2つの社会を通して成長していく少年少女を描いた青春群像物語。月刊の文芸誌で長編小説を連載するのは今回が初めてとなりますので要チェック。
NEWSのメンバーの中で作家という強いキャラクターを持ちながら、アイドルとしてみんなと負けない努力と活動をし続けているNEWSのメンバーはこれからも邁進し続けます!
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